岡商Q&A

商業科

Q1 商業科と普通科の違いは何ですか。
A1 本校では1週間に授業が30時間ありますが、そのうち12時間を商業に関する専門科目を学習します。普通科に比べ、英語、国語、数学などの普通科目の授業時間が少なくなりますが、ビジネスの世界で必要な商業に関する専門科目を学習できます。

Q2 商業科と総合学科の違いは何ですか。
A2 総合学科は幅広い選択科目の中から学習する科目を自分で決めます。本校では4つの学科があり、各学科の専門性を生かした科目を設置しており、専門的内容を効率よく深く学べます。つまり、ビジネスに関する高度な資格を取得し将来に生かすのなら商業は有利といえます。

Q3 岡商には4つの学科がありますが、どんなことを学びますか。
A3 各学科に<コース>を設け、生徒本人の希望を生かした専門的内容を学ぶことができます。
総合ビジネス科・・・地域企業との連携を通して、地域の特性やニーズに合わせたビジネスの創造を目指します。
<デュアル>マネジメントを学び、インターンシップを通して、地域企業の役割をOJTにより実体験します。
<スタートアップ>観光ビジネスを学び、地域企業の訪問を通して、アントレプレナーシップの知識を身に付けます。


国際ビジネス科・・・外国語やマネジメントに関する学習を通して、グローバル経済に対応できる能力を身に付けます。
<エリアデザイン>広く経済を学び、観光ビジネスとビジネス法規の選択が可能です。会計活用とIT学習の選択ができます。
<マネジメント>マネジメント学習を必須とし、会計学とIT学習の選択が可能です。


情報会計科・・・・・・・地域資源を活用し、情報活用能力と経営能力を身に付けます。会計科目を深く学ぶことで、簿記会計分野のスペシャリストを目指します。
<キャリア>簿記の資格を活かした上級学校への進学を視野に、普通科目の学習もします。
<スペシャリスト>実社会の即戦力となる知識と技術の習得のため、会計とITについてバランスよく学習します。


情報処理科・・・・・・・情報処理の知識と技術を身に付け、ビジネスへの効果的な活用を学びます。情報分野のスペシャリストを目指します。
<スペシャリスト>情報セキュリティ、ネットワーク管理を学び、情報の学習を深く追求します。
<キャリアアップ>情報系上級学校への進学を視野に、普通科目の学習もします。
<ライフワーク>情報活用と会計活用の学習の選択が可能です。


Q4 1年生から4学科に分かれて学ぶのですか。
A4 1年生は全員が同じ商業科目を学び、2年生から本人の興味・関心に応じて希望する学科に分かれて学びます。学科の選択は1年生の2学期に決定しますが、決定した学科を途中で変更することはできません。どんな資格が取得できるかについては別紙を参照してください。

Q5 パソコン操作が得意ではないのですが、大丈夫ですか。
A5 本校では1年生で週に4時間「情報処理」の授業があり、その中でパソコン(タブレット)操作について学習します。1クラス生徒40人を教員2名、実習助手1名の計3名で授業を行い、きめ細かい指導を心掛けています。

Q6 海外修学旅行がありますか。また、費用はどのくらいですか。
A6 国際ビジネス科の修学旅行は例年2年次に台湾に行きます。ただし、令和元年度、2年度は感染症拡大予防の観点から、海外修学旅行を実施できませんでした。4学科とも1年次から修学旅行のための積立をしていますが、国内修学旅行の費用と比べ、海外修学旅行は45,000円程度プラスになる予定です。

Q7 岡商ではどんな特色ある教育を行っていますか。
A7 生徒がお店(OKASHOP)を運営したり、地元岡崎市のボランティア活動に積極的に参加をしています。商品仕入れ、店内広告作成、販売活動、経理活動などすべて生徒が中心となって運営しており、ビジネス活動やビジネスマナーについて、実体験を通して学習します。また、生徒による商品開発も行っており、「岡崎ぎゅーっと肉味噌」はピリ辛唐辛子味、コク旨カレー味を加えた3種類の味を近隣のスーパーやサービスエリアなどでも販売しています。
  その他、商業高校ならではの情報処理部、簿記部、ワープロ部、電卓部なども頑張っており、全国大会出場を果たした部も複数あります。

Q8 高大連携について教えてください。
A8 岡崎女子大学・岡崎女子短期大学、高崎商科大学、その他と高大連携を行っています。
岡崎女子大学・岡崎女子短期大学とは、幼児教育や現代ビジネスの分野で、大学側の施設設備や授業等の提供を受け、質の高い学習が可能になりました。また、岡商在学中の成果を大学・短大進学後に修得単位として認定することや奨学生制度の整備を目指して計画を進めています。  
高崎商科大学とは日商簿記1級合格を目指し、Web教材の無償提供や夏休み中の学習合宿など、さまざまな面でサポートをしていただいております。
その他、多くの大学や専門学校から講師を招いた専門的な講座を開いています。
 
以上のように大学と協力して、地域社会に貢献できる人材育成を目指し、生徒の進路希望実現につなげています。

教務部

Q9 単位を取得するとはどういう意味ですか。
A9 単位とは、簡単に言えば「科目ごとの学習量」のことです。一週間(月~金)に1時間の授業がある科目は1単位、3時間ある科目は3単位となります。たとえば、一年生で学ぶ「簿記」は5単位の科目です。5単位を取得するためには、1年間で1単位あたり24時間以上(5単位ならば、24時間×5単位=120時間以上)の授業を受け、かつ定期考査等で合格点をとり、学習の成果が認められた場合、その単位数(5単位)を取得できます。その取得した単位数合計によって進級・卒業が認定されることになります。

Q10 テストは年間どれくらいありますか。
A10 定期考査は、1学期中間・期末、2学期中間・期末、学年末の年間5回あります。その他、長期休業後の9月・1月の各上旬に科目によっては、課題考査が行われます。また、年2回の進路判定テストを行っています。

Q11 学習成績はどのような観点でつけられますか。
A11 定期考査はもちろん、授業に対する意欲や態度、課題等の提出状況・小テスト・実技テストなど、さまざまな観点から総合的に評価します。

Q12 学習成績で「1」をとった場合、どうなりますか。
A12 高校では、評定「1」は単位不認定となり、場合によっては進級・卒業ができなくなる恐れがあります。ただし、各学期末において評定「1」をとった生徒には、長期休業中を利用し、補講及び再考査を実施しています。

Q13 進級や卒業の出来ない生徒はいますか?
A13 ほとんどいません。授業にきちんと出席し、しっかり勉強していれば心配はありません。

Q14 テストを欠席した場合、どうなりますか。
A14 病気による欠席などやむを得ない理由がある場合、必ず医療機関にかかり、診断書又はそれに代わるものを提出することで、多少の配慮はします。日頃から健康管理には留意してください。

Q15 勉強と部活動は両立できますか。
A15 もちろん両立可能です。日頃の授業を大切にし、空き時間は短時間でも有効に利用してください。また、どんなに部活動の練習が忙しくても、家庭で効率よく学習する習慣を身に付けてください。実際、運動部の生徒で両立している生徒はたくさんいます。

Q16 男女の割合やクラス編成はどうなっていますか。
A16 男女の数は入学年度によって異なりますが、各学年とも約20%が男子、約80%が女子です。なお、1年生では原則、男女クラスとなっていますが、2年生以降は各学科に分かれるため、状況に応じてクラスを男女混合で編成しています。

Q17 補講は行われていますか。
A17 進路部が実施する進学補講のほか、商業科が実施する検定補講があります。全員が受験対象となっている検定試験の直前1週間には、授業後の補講が計画されています。また、成績不振者を対象にする補講も実施しています。

生徒部


Q18 学校の始業時間は何時ですか。
A18 「始業時間」は、朝のST(ショートタイム)が開始される8時40分です。これに遅れると「遅刻」となります。ただし、本校では遅刻を防止する目的で8時35分までに登校するように指導しています。この時間に遅れると「校門遅刻」となり、繰り返す場合は反省を促すための指導をしています。したがって、5分前行動の精神により8時30分には登校することを励行しています。

Q19 やむを得ず欠席する場合、学校への連絡はどうすればいいですか。
A19 午前8時00分から8時30分までの間に、保護者から学校へ連絡してください。

Q20 下校時刻はどうなっていますか。
A20 下校は夏時間(4月~9月)が午後6時、冬時間(10月~3月)が午後5時となっています。ただし、部活動の事情によっては、部顧問の責任において延長することもあります。また、検定試験前の補講は午後5時00分まで行われます。

Q21 冬の防寒着について教えてください。
A21 最近は、いわゆる防寒用コートを着用する生徒はほとんどいないのが現状です。本校では、平成15年度から指定カーディガンの着用を許可し、夏服の着用期間以外は着用することがで
きます。また、体育で使用するウインドブレーカーを一定の期間、登下校時に着用することも許可しています。カーディガン・ウインドブレーカー共に多くの生徒が利用しています。
マフラー、手袋については12月1日~3月31日の間で使用することを許可しています。なお、この期間は気候により前後することがあります。

Q22 携帯電話・スマートフォンの学校への持ち込みについて教えてください。
A22 学校へ不必要な物品を持参しないこととなっています。しかし、大規模災害や不審者情報など、登下校時の生徒の安全を確保するため、緊急時(登下校時)に限り、携帯電話・スマートフォンの使用を認めています。ただし、校内においては使用を禁止しており、電源を切って鞄の中にしまうよう指導しています。

Q23 在学中にアルバイトをすることはできますか。
A23 原則は禁止ですが、夏季休業中に20日間、冬季・春季休業中に8日間アルバイト(ゆうめいとは10日間)を認めています。当然のことながら、生徒の安全や学業への影響などを考慮し、アルバイト先などの選定には規定を設けて指導しています。なお、家庭の事情等で平常日のアルバイトが必要とされる場合には、相談の上、許可する場合があります。

Q24 自転車通学の許可基準を知りたいのですが…。
A24 自転車置き場の数に限りがありますので、学校から直線距離で1.5km以上離れたところから通学し、カッパ検査・車体検査に合格した生徒に1年間の自転車通学を許可しています。(年度末に更新の手続きをします)もちろん、交通法規を遵守することが大前提です。
電車通学の場合、東岡崎駅・男川駅から学校までは1.5kmありませんので、原則徒歩で通学することとなります(市外から通う場合は、注意してください)。ただし、ほぼ毎日活動する部活動に所属し、帰りが遅くなるなどの事情がある生徒には、特別に自転車通学を許可しています。

Q25 登下校の安全対策として、学校周辺の不審者情報などはどのように扱っていますか。
A25 岡崎市内で発生する生徒の安全に関わる不審者情報などは、岡崎市少年愛護センターを通して各学校に配信されます。特に注意が必要な場合は、岡商メール(携帯電話へのメール配信システム)で注意を呼びかけています。

Q26 在学中に自動車学校に通うことはできますか。
A26 本校は専門高校であり、卒業後就職する生徒が毎年6割います。そこで、就職内定者には社会人となるにあたっての便宜をはかるため、3年生の12月より(2学期末考査終了後)自動車学校への入校を許可しています。学業に影響を及ぼさないことを前提に、地域の自動車学校と協力関係を結び、安全な教習ができるように努めています。なお、入校・教習は在学中に可能ですが、実際に免許取得できるのは高校卒業後というルールになっています。

進路部

Q27 4つの学科間で、卒業後の進路先に違いはありますか。
A27 本校の卒業生は例年約6割が就職、約4割が進学しています。学科による差はほとんどありません。また、一部、取得資格を条件とする企業・大学もありますが、学科の違いによる有利・不利はほとんどありません。

Q28 卒業後、進学する場合、進学コースを選択しなければいけませんか。
A28 進学は進学コースでなくても可能です。進学コースは、大学への進学を目指す生徒が多く集まるコースですが、短大・専門学校に進学する生徒もいます。進学コースでは、大学や公務員受験対応のほか、大学入学後の学習(特に英語)を意識した授業を行っています。就職する人にも不利な点はありません。

Q29 卒業後、就職を希望していますが、就職状況はどうですか。
A29 未来のことに絶対ということは言えませんが、毎年、卒業時には就職希望者は100%内定しています。もちろん希望するところへの就職には、入学後の努力が不可欠です。

Q30 進学にも有利な岡商と聞きましたが、どのように有利ですか。
A30 本校で取得した資格を生かして推薦入学により大学等に進学できます。本校生徒に進学枠を設けている指定校推薦、全国商業高等学校協会・愛知県商業高等学校長会による指定校推薦枠のほか、商業高校だからこそ取得可能な検定を利用する専門高校推薦枠や一般公募制の推薦入試など、さまざまな方法で進学しています。本校で取得した検定・資格で、大学の授業の一部が免除になることもあります。商業高校出身の学生は、簿記・会計や情報の分野が得意で、レポート作成やゼミでの発表にリーダーシップを発揮するなど、進学先では高い評判を頂いています。

Q31 岡商卒業後、上級学校に進学した場合大学等からの就職状況はどうなっていますか。
A31 大学卒業者の中には高校時代に取得した日商簿記検定2級が決め手となって就職が決まったというケースもあります。進学後に就職する際は、「普通科出身の学生よりも、本校で学習した内容や取得した検定・資格が大変有利になった」という声を多く聞きます。高校での学びを基礎にして、大学で何を学ぶかが大切となってきます。

Q32 進学する際の費用はどのくらい必要ですか。
A32 進学先によって異なりますが、おおよそ1年間で100~150万円位は必要です。ただし、最近では多くの学校で学校独自の奨学金制度や学費等の免除制度があります。また、奨学金(日本学生支援機構等)や国の教育ローンを利用することが可能です。

 上記のほか質問がありましたら、遠慮なくお尋ねください。